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「朝野」


「ハイ」


「井口」


「はーい」


「小畑ー…は欠席か

川瀬」


「はい」








朝の出欠確認


その途中で教室の扉は開く





ガラガラガラッ


皆はいつもの事なのに扉に視線を集める


男子は特に頬を染めてソワソワする









「またお前…

早く席につけ、飛鳥」



「……」






彼女の耳にはいつもイヤホン



担任の声が聞こえているのかいないのか


歩調を緩めず一番後ろの窓際の席に向かう





「おはよー!澪ちゃん!

相変わらず中途半端な時間に登校してくるねー」