下半身で生きてるって本当なんだろうか?
朝から変わらず爽やかスマイルみたら信じられない気持ちと警戒する気持ちが交差する。

「おはようございます」

口をゆすぐ私に爽さんは「ちょっとごめんね」と声をかけ、歯ブラシを取り歯みがき粉をつける。

「また二人きりになれたね」

鏡越しのスマイル。

「ねー」

歯みがきを終え洗面台から離れようよする私のお尻を触る爽さん。

「きゃあ」

棒読みの叫び。

「もっと優ちゃんに触れたいな」

あ。やっぱ下半身で生きてる人だ。