「助けて頂いてありがとうございます。助かりました」

車に乗って改めて挨拶。

「いえいえ。私、ニーナって呼ばれてるの。宜しくね」

ニーナさんが優しく微笑む。
凄い美人...
息を飲む位の美人ってニーナさんのことかも。
思わずみとれる。
タレ目がとても魅力的。
ピンク色の髪がよく似合う。

「あっ。私は優って言います!宜しくお願いします」

「ゆうちゃんは何で1人旅してるの?」

今までのことや気持ちをニーナさんに話す。

「アパートも解約してきたんですよ。気に入った所に住もうかなって」

「そうなの?気に入ったとこはあった?」

「いや、まだ...」

早く見つけなきゃ。
いつまでもフラフラしてらんない。