リビングに戻るとテーブルに料理を運んでいるニーナさんと目が合った。

「あれ?顔が赤いよ?」

「...あ」

━━━━ガチャ

ドアが開き奈央さんが入ってくる。

「さっきはごめんなさい!!」

急いで頭を下げる。
そんな私をチラッと見る奈央さん。

「ああ。また何かで償って。言っとくけど俺、高いよ?」

「えっ!?お金いるんですか!?え!?お尻代!?」

ニーナさんが笑う。

「あー。お尻見ちゃったかー。なら仕方ないね」

え!?仕方ないの!?
ニーナさんを振り返る。

「奈央、モデルだからね」

モデル!!!??

「俺、下半身は脱がない主義だから別料金でよろしく」