『…んっ ふわあぁ~…』
ふ~よく寝た
長い長い夢を見た
あの時の夢
あんなに喋ったのはあれが初めてだったな
そんなことを考えながら
気づいたことがひとつ。
あれ?ここは?
あたし、キャリーバッグに
できるだけ荷物を詰めて
あの街から出てきたんだよね
『へ?ここ、ベッド?』
ふと寝返りを打つと
そこには知らない男の人
え、誰この人
顔はすごく整ってる
パチッ
あ、目 覚めたのかな?
とりあえず挨拶、だよね?
『おはようございます…』
控えめに言ってみたのはいいけど
この人ほんとに誰?
『お前、意外と冷静なんだな。』
喋ったと思えばその言葉
なんなんだろう、この人偉そう
『あなた、誰?
どうしてあたしはここに?』
『覚えてねえの?』
『ええ、まあ。すいません。』


