*** はぁ…っはぁ…っ さっきの秋先輩、絶対おかしかった。 あの赤い瞳はまさか、吸血鬼?? 「…セナ、あんた顔色悪いよ?」 のえるが心配そうに私を見た。 「え…?」 「奥の部屋で何かあったの??」 「…だ、大丈夫だよ」 「なら、いいけどね。何かあったら、私に相談してよ…。爵位身分は違うけどさ、私達は友達でしょう??」 (…っ何言ってんの。) 「身分なんて関係ないよ…っ!!」 身分なんて私達の友情には関係ないよね?