*⋆✩ファントムメィ家のお嬢様✩⋆*



全員記憶書き換えを行うつもりだが、実はそれほど魔力がない。


「んーっ!んんっ」


「…おぃ。エルノアを殺す気かよ」


「…あ、」


「…っはぁ、はぁ。」


エルは赤い顔で深呼吸を繰り返していた。


「ごめん、エル」


「ゆ、ゆる…さない」


「…っクク。ごめんってば~」


私は笑いを堪えながら謝った。


「魔力ないくせに」


エルは口を尖らせた。


「「…え?」」


シュエルとユウシェがエルの言った事に反応した。


「…っエル!」


何でエルにはバレちゃうかなぁ…。


「本当か?」


「…何が」


「魔力ないのか?」


「あるわよ。また、姿変化の魔法かけるわ」


私は髪の毛と瞳の色を変えるために魔法を発動させた。