「…はぁ。じゃあ、生徒会のメンバーを誰か適当に決めて、記憶書き換えますか」
私はため息をつく。
記憶書き換えは、魔力を結構使うのよねぇ。
「"適当"?お前、それはないだろ。生徒会はちゃんとしたやつに任せねぇとダメだ」
「じゃあ、誰にする?」
私は問いかけた。
「…二年に頭良い奴いただろ?」
二年に頭良い奴?
「あぁ、村瀬拓真か」
「そいつにすれば?」
「あとは?」
「…田中まちは?」
のえるが首を傾げた。
「いいわね。あとは誰が良いかしら…。」
私は魔法を発動させた。
床に魔法陣が浮かぶ。
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