O♡L

「五十嵐課長、ありがとうごー…」

しかし、車はそのまま駅の前をブレーキをかけることもなく通り過ぎてしまった。


「えっ、課長⁉︎あたし、あの駅で…」

振り返ると、車の窓から見える駅が次第に小さくなっていった。


「電車で帰れるっつったけど、本当に帰れるのか?」

「へ?」

あたしの頭の上に?が飛び交う。


「お前、今電車止まってるの知らねぇだろ」