O♡L

「もしかしてここ、逞さんの新しい部屋ですか?」

「ああ、そうだよ」


そう言って、逞さんはベランダに繋がる窓を開けた。


「こっちこいよ」


逞さんの後に続いて、あたしもベランダに出る。


見上げると、空には大きな満月があった。


「いい眺めですね」


そのとき、肌寒い風が吹いた。

少し身を縮めると、そのあたしを包み込むように後ろから逞さんが抱きしめた。