O♡L

「そう言う逞さんも…泣いてるじゃないですかっ」

「…うるせぇ。これは、花粉症のせいなんだよ」


意地っ張りなあたしたちは、顔を見合わせて笑い合う。


「…じゃあ。今度こそ、本当に行くわ」

「はいっ」

「俺の後任の課長にいじめられても、泣くんじゃねぇぞ!」

「泣きませんよ…!」


あたしは指で涙を払って、笑ってみせる。


「それなら、俺も安心してニューヨークへ行ける」