O♡L

慌てて、携帯を持ち直す。


『…おはようございます…、小稲です…』

『ああ、小稲さん?おはよう。どうしたの?』


その声は、堤課長だった。


「風邪だって言えっ」


あたしの耳元で逞さんが呟く。


『あ…あの、ちょっと今日っ…』

「そんないつも通りの声のトーンじゃ、風邪気味に聞こえねぇぞ〜」


横から茶々が飛んでくる。


『えっと…そのぉ……』