O♡L

…べつに、騙したわけじゃ……。


「あのときいきなり、“光輝と付き合ってる”なんて言い出すから、ずっとおかしいと思ったんだよ」


逞さんは、手に持っていたマグカップをゆっくりとテーブルの上に置く。


「今日はもう逃げられねぇぞ」


逞さんの瞳があたしを捕らえる。


「あのとき奈緒がなにを考えて、あんな嘘をついたのか…。時間がかかってもいい、うまく話せなくてもいい…。だから、ちゃんと俺に聞かせてくれ」