O♡L

薄暗い道路に佇むあたしたち。


「上司がわざわざ家まできてやったんだから、とりあえずこういうときは家に上げて、茶でも出すのがフツーだろ?」


わざわざ家まできてやったって…。

だれも、きてほしいなんて言ってないのに。


…しかも、こんな遅い時間に。


ただ逞さんは、「寒いからとっとと上げろ」と言わんばかりに、あたしに視線を送ってくる。


「…な、なにもありませんけど、どうぞっ」