O♡L

「…いえ、あたしはべつにっ…」


そもそも、光輝さんを巻き込んでしまったのはあたしのせいなのだから…。


「あ、運転手さん。こいつ送ってやってください。これが、こいつん家の住所なんで」


逞さんはタクシーの運転手さんに、光輝さんの家の住所が書かれたメモを渡すと、そのままドアを閉めた。


「あっ…光輝さん!」


あたしの声も虚しく、タクシーは走り去って行った。