O♡L

でも、逞さんの前では泣くまいと必死に涙をこらえた。


それが、今になって溢れ出した。


「…奈緒ちゃん。ここじゃ…あれだから、ちょっと場所変えようか?」


あたしは光輝さんに背中をさすられながら、その場を後にした。



連れてこられたのは、屋上。

ガラス張りのドアを開けると、ポカポカとした暖かい日差しが降り注いできた。


「あったかいね」

「…そうですね」