O♡L

あたしがそう言うと、逞さんは表情を変えた。


「奈緒、…一体なにがしたいんだよ?」


低くて…、どこか重みのある逞さんの声が廊下に響く。


そして、逞さんは腕を組んでこちらを見つめる。


その逞さんの態度に怯えながらも、あたしは言葉を絞り出す。


「逞さんは、いつも仕事ばかり…。あたしのことなんて見てくれない。…正直、もう嫌なんです。逞さんに振り回されるのはっ」