O♡L

通路の角から光輝さんが現れた。

あたしたちは、とっさに離れる。


「なんか俺、お邪魔みたいでしたねっ…。すみませんっ」


光輝さんが申し訳なさそうにその場を去ろうとしたとき、あたしは逞さんのスキをついて走り出した。


「…助けてっ」


そして、光輝さんの背中に抱きついた。

…逞さんの目の前で。


「えっ…、奈緒ちゃん…!?」


困惑する光輝さんに、強く強く抱きついた。