O♡L

結局、逞さんに追いつかれてしまった。


「お…お疲れ様です……」


あたしは、とっさに目を逸らす。


「なにが“お疲れ様”だよ。ことごとく、俺を無視しやがって…」

「べつに無視なんてー…」


「してません」

…そう言おうとしたとき。


ドンッ…!!


いきなり逞さんが壁に手をついて、あたしにジリッと詰め寄った。


「わかりやすいんだよ、奈緒はっ」