O♡L

9時前には、オフィスの自分の席には着くようにしている。


しかし、オフィスに入ってすぐ…。


「小稲っ」

あたしの名前を呼ぶ低い声。

驚いて体が反射的にビクッとなった。


デスクが向かい合わせで並ぶ島から少し離れた、窓際にある課長のデスクに恐る恐る目を向けると…。


「小稲、ちょっとこっちへこい」

しかめっ面の課長がいた。


重い足取りで課長席に行くと、1枚の書類を差し出された。