O♡L

「でも…、課のメンバーはっ……」

「優秀な課長たちは他にもたくさんいる。だから第三営業課の部下たちは、その人たちに任せればいい。逞がそうまでして、心配する必要もない」


そして、堤課長はあたしに目を向ける。


「なのに、逞はニューヨーク行きを即答できない。…それはなぜか?」


あたしに答えを促せるような、堤課長の目…。


「…小稲さん。あなたを1人置いて、ニューヨークへは行けないからよ」