O♡L

「…そうですね。でも仕事で仕方がないので、我慢しますっ」


エレベーターやトイレなど、バッタリ堤課長と会うことはたびたびあった。

けど、逞さんの話をすることはあまりなかった。


「そう言えば、逞のどこを好きになったの?」

「…えっ、急にどうしたんですかっ?」


予想外の言葉に、あたしは洗っていた湯呑みを危うく落としそうになった。


「いいじゃないっ。一度、小稲さんに聞いてみたかったの♪」