O♡L

でも逞さんは、今の状況をなんとかしたかった。


第三営業課の先輩も同期も楽しく仕事ができるように。

「課長は数字にうるさい」なんて、堤課長だけが悪者にならないように。



それを陽が沈んだ広場のベンチで話すと、突然堤課長は涙を流した。

ポロポロとこぼれる涙をハンカチで拭う。


そして、涙声混じりで堤課長は逞さんに心の内を告げた。


堤課長は、初めての女性課長になって、周りからの期待を背負っていた。