O♡L

「でも、あの五十嵐くんが課長だなんてね」


そんな会話が聞こえてきて、あたしとあずさは前の席に意識を集中させる。


「たまたまっすよ。お客さんに恵まれただけです」

「そんなことないわよ。それも五十嵐くんの実力じゃない?」


2人の会話はいたってフツー。

ただの上司と部下という感じの会話が、そのあとも続く。


元恋人同士が再会したとは言え、本当に2人はなにもないんだと安心しかけていたとき…。