O♡L

「それは…まぁ、そうですね」


課長の逞さんには、なんでもお見通しだ。


あたしは流し台でお湯を出し、泡のついたスポンジを持って、湯呑みを洗う。


「書類作成、がんばれよ」


そんな無防備なあたしに、逞さんは突然キスをした。


恥ずかしくて、思わず俯く。


「…こんなところで、しないでくださいっ…」

「イヤか?」

「イヤ…じゃないですけど…」