O♡L

課長は徐ろに、あたしの額に手をあてる。


「…お前、熱あったのかよっ」

「…はい……、すみません…」

「なんで謝るんだよ」


すると五十嵐課長は、軽々とあたしを抱きかかえた。

そして、あたしのデスクへ向かう。


「奈緒、大丈夫…!?」

「うん…、なんとか……」


隣の席のあずさが、心配そうにあたしの顔を覗き込む。


「村上。これ、小稲の荷物か?」