O♡L

「五十嵐課長〜…、早く帰ってきて〜」


ふと、そんな声が耳に入った。

目を向けると、光輝さんがうなだれるようにイスにもたれかかっていた。


そんな光輝さんの背中からは、負のオーラが漂っていた。


どうやら、課長の帰りを待っているのは、あたしだけではないらしい。


去年のときもそうだったけど、五十嵐課長が出張でいない間、部長がこの第三営業課を担当してくれる。