O♡L

「…行くな」


静かなオフィスに、低い声が響く。


驚いて振り返ると、まっすぐとあたしを見つめる課長がいた。


「え…?行くなって……」

「今から、光輝のとこに行くんだろ」


五十嵐課長が歩み寄る。


「光輝に、お前を渡したくねぇ」


見つめ合っていたら吸い込まれそうな、五十嵐課長の瞳。


「…な。なんですか、急にっ。あたしはべつに、光輝さんとはなにも…」