O♡L

「ただいま」


そのときオフィスのドアが開き、五十嵐課長が帰ってきた。


「あの、課長…!」

「わりぃ、ちょっとあとにしてくれ」


コートを荒々しくイスに投げると、課長はパソコンの電源を入れた。


「あいかわらず、五十嵐課長忙しそうだねー」

隣で呟くあずさ。


結局、最後まで言えなかった…。



「さっ、奈緒帰ろー」

「うん…」

あずさの誘いに、気のない返事をするあたし。