O♡L

振り返ると、ミナミさんのまん丸な瞳にあたしが映っていた。


「たまにロッカールームとかですれ違ったりするけど、どこの部署なの?」

「第三営業課ですっ」

「あ〜、五十嵐課長のところの」

ミナミさんは、キラキラのピンクのラメがついた長いネイルの人差し指を口元にあてる。


「ねぇ!さっき話してた“明日の約束”ってなに?」


壁際にいたミナミさんがいつの間にかすぐそばにいて、肩をトントンと叩かれた。