O♡L

唐揚げを飲み込んだ課長がそう呟いた。


その表情から、てっきり「こんなマズイもん食えるか!」と、怒鳴られるかと思った。

でも返ってきたのは、予想もしていなかった言葉だった。


「この唐揚げ、冷凍か?」

「いえ、作りました」

「マジかよっ」


そのあとも、初めの険しい顔から一変して、課長は実においしそうに食べてくれた。

あたしもその隣で、同じおかずの入ったお弁当を頬張る。