O♡L

「ごめんね、奈緒…」

鏡の前で、サキがポツリと呟く。


「え?」

「…こんなつまんない飲み会に誘っちゃって」

「そんなこと…」

「奈緒にばっかり頼っちゃって…。疲れたんじゃない…?ショウタくんの話」

「それは……まぁ…」


久々にサキと会えたからよかったけど、正直ショウタくんの話には飽き飽きしていた。


就活の大変さもまだ知らないのに、仕事の苦労は差し置いて…お金の話ばっかり。