O♡L

毎日、鬼みたいに怒ってばっかの五十嵐課長だけど、いろんな顔もするんだと人間らしいところも垣間見えた。


「…な、なんだよ急にっ」

五十嵐課長は照れ臭そうに顔を背ける。


「それに、お前から近寄ってくるなんて珍しいじゃねぇか」

疑うような目であたしを見つめる課長。


あたしはそんなのお構いなしで、血が滲む五十嵐課長の膝に、そっと絆創膏を貼った。

たぶん、転んだときに摩擦で擦りむいたんだと思う。