蓮先輩はそんな私に気付いて、優しく起こしてくれて、はいっと手を差し伸べてくれる。 その手を取り、ベットから立ち上がった。 蓮先輩…なんだか紳士だ…どうしよう、またドキドキしてきちゃったよ… 胸の高鳴りを必死に隠し、二人で保健室を出る。 「萌…何組?」 「A組です」 「へぇ〜頭も良いんだな」 そんな会話をしながら、廊下を歩く。 あ、あの…そんなことより先輩っ…