「いえ…多分、6限目は出られそうです…凄く楽になりました」 「ん、よかった。萌、見るからにひ弱そうだからな」 見るからにひ弱そうって…そ、そんなに? 「私、そんなに弱そうですか…?」 「うん。肌しっろいし、ほっそいし、ちっちぇーし?なんかうさぎみたい」 な、なんだか嬉しくない… 複雑な心境にモヤモヤしている私に気づいたのか、先輩がクスッと笑う。