インターホンがなって、玄関へ走って行ったお母さんが不思議そうな顔でリビングに戻ってくる。 あ!従兄弟さん…! 私は慌てて行ってきます!と言い残し、家を出た。 玄関の前に、一人の美形さん。 それも、とっても奇抜な方で、少し驚いて後ずさった。 銀髪の髪に、幾つも付けられているピアスの数々。 髪は長めで左サイドを括っていて、右側は緑色のピンが幾つも留めてある。