萌は俺のことを知らなかったようで、名前を聞くなりこくこくと頷いた。 「あ、あのっ…急に来て、急に抱きつかれちゃってごめんなさいっ…ちょっと、追われ、てて」 「あぁ、なんであんな男たちに追われてた訳?」 大体想像つくけど、詳細がわからない。 「それは…その…話すと長くなるんですけど、あのっ…それより…」 何か言いたそうにしながら、でもいうのは恥ずかしい、という表情。 …ん?なんだ?