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私はもう見慣れ始めている目の前の光景に、胸を締め付けられる。



目の前にある自分の机の上にはきれいな花が1輪。
これが菊じゃなかったらちょっとは嬉しんだけどな…。



花の横には『根暗な鈴木さんへのプレゼントでーす。』と書かれた紙。



毎日毎日よくやるな…なんて感心すら覚えてしまう今日この頃だ。


それでも傷ついている私がいるんだから、まだどこかで認めたくないんだろう。


今の現状を。




私、鈴木千代は世間一般的に言う“いじめ”とやらにあっています。



たぶんいじめ。
いや、いじめというよりは嫌がらせ?
つまりはいじめか。




こんなことになったのはつい一ヶ月前に起きた出来事が発端だった。