sleeping beauty

『ルイさん聞きました?』


『ん?何が?』



恐らく学生である零は冬休みなのか、前より長く一緒にいられる。


俺はその事が何より嬉しかった。



『あれですよ!CMであってるクリスマス限定のケーキ‼

コンビニで売ってておいしそうだったんです‼』




あぁ、そうか、こいつは最近まで一般人だったしな・・・・


女なんだし、当たり前か、


女の子・・・・か、




『つか、お前も女だったんだなーwww』


『女です!?』



『悪りぃ悪りぃ分かんなかったわ』



『・・・・人の気も知らないで』



『?』


『そんなんだから彼女さん出来ないんですよwww((( ̄へ ̄井)』



こいつ・・・顔文字付きでディスったな!



『ほほぅ?そんなお前には立派な彼氏様がいるんだろうな?』




『・・・・・』




『ハハッ!やっぱりいねぇーじゃん/(^o^)\』




『うるさい‼好きな人ならいます‼』


リアルの俺が

画面の前で固まること数秒。



「まじで・・・」



何故か鼓動が速くなる。



血の気が引いていくのが分かった。




『ぎゃーっ‼今の発言取り消して‼』


零はうっかり言ってしまったのか相当慌てている。



『へっ、へぇー!叶わないのにごくろーさん‼』

俺はたどたどしく文を打った。



『馬鹿・・・』



そっか、好きな人の一人や二人いるのは当然だよな・・・




『ま、応援ぐらいはしてやんよ』



『・・・・・』



『おいどうした?』