「ラスティカ、どうしてここに‥‥?」


「あれ、それはこっちが聞きたいよ?せレーナ、いつもここで見かけたことなかったけど」


‥‥え?


まさか、常連さん??



「このお店のお菓子、大好きなの」


ラスティカはニッコリと笑った。


「いつからですか?」


「んー、高校生の時から」


「コウコウ、セイ‥‥?」


それは、何‥‥?


初めて聞いた言葉な気がするのですが。



「え、セレーナって高校を知らないの?!そんなわけないよね?だって、高校の次が大学だし」


「ラスティカ、その子アクアローズ出身だろ?アクアローズ王国はこことは違って近代的じゃない。
それに、アクアローズは貴族が多い。家に人を雇って勉学を学ぶだろうし。
小学校、中学校、高校‥‥なんて普段は聞かない言葉だと思うが」