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今日も、セレーナ・ラシェルアは大人気だった。
彼女はいつも人を惹きつける。
だけど、誰も関わろうとはしない。
それは、彼女がそういうオーラを放っているから。
人気はとてもたくさんあって有名だけど、みんな彼女には近付こうとしない。
近寄り難いオーラがあるからね。
「おい、ラスティカ!お前は音楽観賞してる場合じゃねぇだろうがっ」
男の低い怒鳴り声がして、あたしは振り返った。
「ギルト・バーンズ!うるさいですよ?」
「あ、ゲルマーニー先生!」
「ラスティカ・サフラン、あなたの番よ?さっさと準備して隣の部屋まで来てちょうだい!」
先生があたしへ鋭い視線を向けた。
「すみません。今行きます」
あたしは隣の部屋へと向かった。

