♡゚・*:.。 Aqua Rose Princess 。.:*・゚♡


セレルナは少し汚れているが、派手なブルーのレースとフリルがふんだんに使われたドレスを着ている。


レティアとサティアも汚れてはいるが、豪華な使用人の制服を着ている。



『ねぇ、今聞いた?』


『姫様だってぇ~』


『どこの国かしら』


『…っあ、ほらっアイスブルーってアクアローズ国じゃないかしら』


街人達は三人を物珍しそうに見ている。


「姫様、ここは目立ちすぎます」


「どこか人目の付かない所へいきましょう」


「…わかった」


セレルナはレティアとサティアに支えられて、ゆっくりと立ち上がった。