「まぁ、よろしく頼むな。」



「へ?」






先生はめんどくさいのか、私の意見を聞かずに話を終わらせようとする。


先生の反論しようとすると、それを止めるかのように言葉を発した。







「旧図書館で今日から三日間。よろしくな。」



「よし、もう出て行っていいぞ。」






先生が職員室から出ろと、ペンの先で扉を指した。


その行動に内心苛立ちながら、職員室から急ぎ足で出た。





外には高原が立っていた。


申し訳なさそうな表情で、私のもとにかけてきた。




肩がしゅんと下がっていて、ショックを受けているようだった。



犬で表すなら尻尾と耳が垂れ下がっている感じ。