君を好きになっちゃったんだ。

仕方ないから本棚にどんな本が置いてあるのか見てよう。




あの先輩のことじゃ漫画とかふざけた本しか読んでなさそうだけど。




でも、実際本棚に置かれていたものはそんな予想とは真逆のもので『罪と罰』とか『こゝろ』とか、まともな本が置かれていた。




へぇ…




あんな性格してるけど、意外と真面目なところもあるんだね。




「桜ちゃんごめんね〜」




ギィッとドアを開けてチャラ男先輩が入ってくる。




「こっちこっち、ここで靴脱いでね」




本棚から目をそらし、先輩の後についていく。って言ってもすぐそこだけど。




「桜ちゃんはその椅子ね。あと、そこにある本は自由に読んでね」