「もう、5時か〜」


「えっ!!もう、そんな時間?」


「乗り物は最後になっちゃうけど……成瀬さん乗りたいのある?」



本当に今日は、蒼衣くんに甘えてばっかりだったからな〜。



「蒼衣くんが乗りたいのでいいよ!!」


「本当にいいの?」


「うん!!」


「じゃ、行こ」



蒼衣くんはさりげなく、私の手を掴んで歩き出した。