「かーのじょ!!……一人?」


いきなり、私のところだけ雨がやんだ。

後ろから声がしたから、後ろを振り向いた。



「…………えっ」


杉野くんが、座ってる私に傘をさしていた。



「ひなちゃん、日曜ひま?」