でも、この恋も今日で終わり。


成瀬さんの恋を応援しないと。


俺、前に進まないと。


いつまでも引きずっててもダメなんだ。


…………っ……頑張ら、ないと…。


だめなのに…………。






「……ごめんね」







俺は、そう言って、成瀬さんの唇にキスしようとしたけど


流石にまずいと思って、頬にキスして、自分の制服を成瀬さんにかけて荷物を持って学校を出た。