気分が落ち着いてきて、ふと腕を見ると、そこには赤い筋が何本か入っていた。



(あぁ、またやっちゃった…)


ボーっと流れる赤い血を見つめていた。


その液体は腕から床へと落ちる。


重力に勝てず、丸い雫が床にぶつかって壊れてゆく。


まるで私みたいだ。


自分の感情をコントロール出来なくて、いつの間にか自分に傷をつけている。



麻薬のように、リスカに依存してしまっている私。


いつになったらこの地獄から抜け出せるんだろう……