何も答えない私に何を気づいたのか、急に赤くなりながら言葉を付け足す梨緒。


「あ、私空手やってて……

それで、その、強さに惚れたって意味で……

つ、付き合ってくださいとかじゃ、ない、です、から!」


最後の方はどもりながらもハッキリと言った梨緒。


「そうだよね、だよね、うん」


なんだか変に考えすぎていた自分がおかしくなって、笑えてくる。


「あはははっそうだよね!

もうっほんっと、ばっかみたい、うふふふっ」


「〜////
ほんっとうにごめんなさい!誤解を招くような書き方をして!

その、後になって気づいて……」


さっきとは比べ物にならないくらい赤くなりながら言う梨緒。


うん、ちょっと可愛いかも。