最近二人は一緒に帰ってるらしく、よく奥村先輩が迎えに来る。 「わ、もうそんな時間!? じゃあ音羽ちゃんまた明日ね!」 「うん、ばいばい」 笑顔の優菜に手を振って見送る。 今のところ、二人はとても幸せそう。 先輩の元につくなり笑顔で話しかける優菜。 もし優菜が先輩絡みで泣いた時は…… そこまで考えて、思考を止める。 今は人の恋愛事を気にしてる場合じゃなかった。 まず、自分のことを考えないと。